細江弥生
久しぶりの「今週の英語」です。
新型コロナウィルスの影響で多く耳にすることになったオンライン上での音楽療法。日本では「遠隔音楽療法」「オンライン音楽療法」という言葉でよく聞きます。
さて、英語ではどう言われているのか、ニュースなどでよく使われる表現を検索結果上位順にピックアップしてみました。
① Online music therapy オンライン音楽療法
② Remote music therapy 遠隔音楽療法
③ Virtual music therapy バーチャル音楽療法
④ Telehealth music therapy テレヘルス音楽療法
こうしてみてみると日本でも使われている用語とさほど差はないように思われます。④のテレヘルスに関してですが、 “telehealth music therapy” という言い方は少ないのですが、“telehealth=遠隔医療”という言葉はすでに広く医療・カウンセリング領域で使われていた言葉なので、「Telehealth and music therapy」や「Music therapy in telehealth」というような使われ方は多くみられます。
一方従来からの対面式はどのように表現されているかというと、
① in-person (代理ではなく本人が、実物)
② face to face (面とむかって、直面して)
の二つをよく見かけます。
以前は、“music therapy”というと in-person または face to face が当たり前でしたが、これからは、オンラインなのか対面式なのか、を加えて話をする時代になりそうですね。