弓田 菜々子
9月14~16日、香川県高松市のサンポートホール高松で開催された第18回日本音楽療法学会学術大会のリポートその1です。
大会テーマは「個が奏でるハーモニー ~対象者を見つめる音楽療法士の姿勢~」。1,484名の参加だったそうです。
以下、大会プログラムです。
【9月14日(金)講習会】
・9:00 受付開始、10:30~18:10まで、高齢者、児童、成人、その他、ワークショップの5枠で第1講から第4講まで、計20件の講習会が開かれました。
【9月15日(土)学術大会1日目】
・開会式・理事長 他 挨拶
・メモリアルトーク (湯川 れい子氏)
・記念講演「楽興の瞬間(とき)」(岩崎 淑氏)
・ひよこひなどりフォーラム(音楽療法士を目指す学生やこれから経験を積む音楽療法士による研究発表)
・口演発表、自主シンポジウム、ポスター発表、ミニコンサート
・交流会
【9月16日(日)学術大会2日目】
・大会長講演「音楽で地域を元気に」(佃 昌道氏)
・特別講演「音楽と脳」(茂木 健一郎氏)
・会員集会(旧:総会)
・口演発表、自主シンポジウム、ポスター発表
・閉会式
今年もたくさんの発表があり、どこに行こうか迷いながらスケジュールを組むのがとても楽しかったです。
各地でそれぞれの環境で様々な音楽療法が行われていることを実感でき、自分の現場にも改めてじっくり向き合おうと思うことができました。自分のセッションに早速取り込んでみたいことがあったり、振り返りの機会をいただけたり、例年通り良い刺激をたくさんいただきました。
参加する度に音楽療法士仲間が増えて、各地の仲間との再会を喜び合えるのも学術大会の醍醐味です。この大会でも講習会で席がお隣になった方と交流ができ、嬉しい機会となりました。
私は予定があり、学術大会2日目は参加できなかったのですが、様々な方が特に注目していたのは、この日に開催された自主シンポジウム「緊急シンポジウム『国家資格は今!』」だったように思います。