小沼愛子
今回は私が2週間前に参加した「アメリカ音楽療法(AMTA)学会全国学術大会」のリポートその1をお送りします。いつもの学会リポートを同様、まずは一般情報から紹介です。
(←写真は大会プログラムの表紙です)
開催日は11月10日(木曜日)から11月13日(日曜日)、 開催場所は、オハイオ州のサンダスキー という町にある、"カラハリ・リゾート&コンベンション”。アミューズメント施設、会議場、そしてホテルを兼ねた大きな建物です。
アフリカをテーマにしたファンシーなインテリアに、水着で建物内を闊歩するアメリカ人ファミリー客。一瞬どこに何のために来たのか分からなくなるような雰囲気もあり、今までの学術大会とは一味違った印象です。
クリーブランド空港からシャトルバスで一時間近く、周りには何もなく交通の便は決して良くない場所ですが、地元では有名なテーマパークだという話も聞きました。
さて、この大会参加人数は約1550人だったということです。この1550という数字、奇しくも今年9月に開催された日本音楽療法学会(JMTA)全国学術大会の参加人数を同じです。この点から考えると、参加人数(=規模)は同じでも内容に大きな違いがあることを強く感じます。今年のリポートではそのあたりも含めてお伝えできればと思います。
AMTA学術大会のおおまかな日程は以下の通りです。
● Day1(木曜日):午前と午後プレセミナー、午後7時から9時まで開会式、その後、歓迎パーティーやエキシビション
● Day2(金曜日):午前7時半から午後6時半まで発表、その後、諸々のイベント
● Day3(土曜日): 午前7時半から各種ミーティング、午前9時半から午後4時半まで発表、その後、諸々のイベント
● Day4(日曜日):午前7時半から午前11時45分まで発表、正午から45分間の閉会式
発表はお昼休みを除いてほぼ終日行われていて、同じ時間枠内に20くらいの発表が並行して存在するため、その中から行きたいものを選ぶのは難しくギリギリまで悩むこともあります。
また、早朝から各種ミーティング等が開催され、イベントや特別企画も発表と並行して行われます。その合間に2回の総会、そして、夜はドラムサークル、ウクレレサークル、チャントサークル、ジャムセッションのようなものもあり、全てのイベントが終わるのは真夜中すぎです。
毎年行なっている日本人ミーティング(去年からランチタイムになりました)は今年も変わらず開催し、今回も素晴らしい出会いがありました。アメリカで働いているMT&学生さんだけでなく、日本から初めて参加された方々もミーティングにいらして下さって、本当に感動でした。
そして、ここで毎年日本人が集まるように、韓国人、台湾人、ラテンアメリカの人達など、様々なグループがこの大会でミーティングをしています。今年は中国本土から参加した方々のご活躍を目にすることが多く、この学会に続けて参加していることで国際的な動向に変化があることも如実に感じられます。
大まかなスケジュールは過去大会と変わりありませんでしたが、「これは初めてかも!」と思うような特徴もありました。
発表枠の在り方や今年の傾向など、 AMTA学術学会の最新情報を次回ブログ「AMTA学術大会2016リポートvol.2」でお伝えします。
↓ ★クリックお願いします !
コメントをお書きください