小沼愛子
皆様こんにちは。
前回世界大会に関するブログを書いてから早一ヶ月。すでに演題応募を済まされた方々、ご立派です。しかし、6/30まで応募内容の修正はオンラインでいつもで可能ですから、ギリギリまでねばる、という方もいらっしゃることでしょう。
この週末が勝負、と頑張っている方が多いかもと思い、このブログを書いています。
まずは過去一ヶ月の大会関連のニュースを3つ紹介します。
♫ニュース1
日本音楽療法学会の会員が演題応募する際には「誓約書」なるものを提出する義務があるそうです。その誓約書提出期限が6/30学会事務局必着となっていたのが、7/5の消印有効に変更されました。これによって、JMTA学会員であっても期限ギリギリまで演題タイトルを熟考し応募することができることになりました。
♫ニュース2
大会のプレセミナーとスポットライトセッションのプログラムが発表されました。盛り沢山です。
プレセミナー
http://wcmt2017.com/ja/preseminar/index.html
スポットライトセッション
http://wcmt2017.com/ja/spotlight/index.html
♫ニュース3
学生料金での参加登録について詳細が発表されました。学生料金はかなりお得だと思いますので、該当するかも、という方は要チェックです。
http://wcmt2017.com/ja/registration/index.html
さて、演題募集の話に戻ります。
最近、演題応募関連事項で質問をいただくことが多いのですが、その半数以上が「英語に関して」です。
「この言葉・文章は英語で何というのか?」
「この英語はしっくりこない気がするけれど他の言い回しがあるか?」
がトップ2の質問です。すぐ答えられるものもあれば、全体を見ないと何とも答えようがない、というものもあります。
しかし、これらの質問は実は表面的な問題である場合も多く、根本的な問題は 「質問者本人のこだわり」であることが度々あります。
特定の英単語への誤ったイメージに翻弄されるケース、特定の日本語に執着しすぎて英語で表現できなくなっているケースなど、色々あります。
普段日本語で考えたり書いたりしている形態に固執しすぎるがために大切な部分が伝わらなくなる、ということが普通に起こるのが英語での文章作成です。行き詰まったらあまり一つの単語に執着せず、他の方法を考える方がうまくいくこともありそうです。
また、前回も書きましたが、プロの翻訳業者に頼んだから絶対正しいと思い込まないことも大切です。
関連の英語文献をチェックする、英語で発表用抄録を作成した経験のあるMTに読んでもらう、英語抄録や論文の書き方が解説されているサイトを参照にするなど、より良い抄録作りを目指す方法は色々あります。
そして、最後に。
世界音楽療法大会での発表の形は実に様々で守備範囲が広く、それがゆえに他の学会に比べて基準が緩い部分もあるとも感じます。ですので、自分にはムリ!と思い込まず、最後までトライしていただきたいと思います。
初めての英語での抄録作成、発表準備から得られるものは格別です。発表すること自体よりも「自分が何を得ることができるか」の部分の方が大きな収穫かも、と私個人は考えているほどです。
さてさて、未だ抄録作成中のギリフェチの皆様、この週末お互い頑張りましょう。
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