カタカナ語として普段使っているけれど、英語になると発音が違う単語を紹介しているこのシリーズ。
第二回目は
「レパートリー」
です。
前回のGenreでも書きましたが、音楽療法士は様々なクライエントと関わるのでたくさんのGenreの曲を練習します。そして、リクエストされたらすぐに弾いて歌える曲の数がだんだんと増えていき「レパートリー」が増えていきますね。この単語、意味は日本語とほぼ同じです。
この「レパートリー」は英語で ”repertoire” と書きます。発音は別物に聞こえるくらい違います。
カタカナにすると「レペトア」という感じで、また綴りも難しいので、私は未だに一回で正しく綴れない単語です。
発音は、以下のサイトの「クイック再生」を参考にしてみてください。
http://ejje.weblio.jp/content/repertoire
この単語は普段の音楽療法士の会話でもよく使いますが、私が最もよく使ったのはスーパービジョンや目標をたてるときでした。英語で歌を覚えるのは日本語の歌を覚えるより数倍努力が必要だった私は、英語の歌のrepertoireが同僚に比べて少ない方でした。しかも職場は0歳から100歳までのクライエント対象であり、様々な人種と文化の人が住んでいるシカゴでしたのでリクエストされる音楽は本当に様々でした。スーパービジョンでも指摘され、年間目標を立てる時も”Increase my song repertoire”=(歌のレパートリーを増やす)が定番でした。特にヒップホップやカントリーソングが苦手な分野だったのを覚えています。
さて、レパートリーは歌だけではなく演劇やダンスでも使われることがあるので 、“song repertoire”のようにsongを前につけるとより詳細になります。
音楽療法士にとってrepertoireを増やすことは欠かせない自己研磨の一つだと思うのですが、アメリカの音楽療法士の中には”music therapy repertoire challenge”=「音楽療法のレパートリーへの挑戦」と題して、ブログやSNSで今月中にこれらの曲をおぼえるわ!と公開している人々もいます。私もかつてやってみたものですが、公開すると練習しなくては!と燃えるので効果的でした。
皆様も ”a large repertoire of songs”=豊富な歌のレパートリーをもつ音楽療法士を一緒に目指しましょう!
(細江弥生)
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