細江 弥生
ヤイリギター工場レポート第2弾です!
(前号をお読みになっていない方は、こちらからご覧下さい。)
工場は社員さんが案内して下さったのですが、トークも面白くあっという間に時間が過ぎました。約1時間の間にギターを作る元となる様々な木の特徴、ギターを作る工程の説明と、その各工程で働く職人さん達の実際のお仕事を間近で見せてもらう事が出来ました。
驚いたのは、次の工程を待っているギターやその部品達、また完成品を保管しておく場所に常に音楽を流している事でした。
ギターは鳴らしてあげる事、そして様々な音楽を聴かせてあげる事によって、どんどん良い楽器になっていくそう。
色んな音を吸収する事によって「鳴り」が変わっていくものだそうです。だから、写真(右)のような保管室のスピーカーからは、ビートルズからクラシックまで色んな曲が流れていました。
ギターって生き物なんだなあ〜と実感させられました。そして、我が家に眠っているギター達にももっと音楽を聴かせないと!と焦りました。
ギター職人さん達はほぼ男性ですが、若い方から熟練の方まで様々な年齢層の方がいらっしゃいました。皆自分の持ち場で真剣に一つ一つの工程を仕上げていっていました。
ヤイリギターは採用試験をほぼ行っておらず「ギター職人になりたいんです!」と熱意をもって入門してくる若者を、故ヤイリ社長が雇っていたそうです。
工場見学の後は、職人さんがライブを行ってくれました!工場の2階に可児市を見渡せるものすごく素敵なお部屋があるんです(ビギンさん始め様々なアーティストが演奏した事があるそう)そして、ギターの音も、職人さんの技術も、声も、選曲も本当に素晴らしかった!
「ああ、音楽ってこんなにも魂に響くんだな〜」と、音楽療法士としての気持ちまでもリフレッシュしてくれた経験でした。ヤイリギター工場は、あらゆる場所にギターに対する真剣さや情熱が現れていて感動の連続でした。私もギターを仕事に使っていますが、もっと真剣に音楽に、そしてギターに向き合おうと思いました。
見学の前後には、事務所の2階にあるギターの展示部屋では好きなだけ試し弾きができました。
最後にお土産としてピックまでくださり、また材料の余った部分で作ったタグやコースターまで無料で配布していました!工場見学ももちろん無料ですので、なんて太っ腹な会社なんだ!と感心させられっぱなしでした。
展示室にあったギターで私の心をつかんだのは屋久杉で作られたギターでした。しっとりと奥深く聞いているだけで癒されるとても良い音!オーダーメイドで最低30万円かかると聞いてへこんでしまいましたが、いつかの夢として買いたいなと思わせてくれたギターです。
ヤイリギター工場見学は毎週土曜日、午前と午後2回行われているそうです。予約制で、電話予約はこちらから行えます。
↓ ★クリックよろしくお願いします ★
コメントをお書きください