8月の研修会の内容紹介第一弾です。
午前の部、「3分で音楽療法を説明する方法:音楽療法と音楽レクの違いは?」
の内容を、このブログをご覧の皆様に特別にご紹介させていただきます。
「音楽療法ってなに?」
「歌いながら運動すれば音楽療法?」
「音楽療法と音楽レクリエーションってどう違うの?」
などという質問に頻繁に遭遇するのが音楽療法士のサガではないでしょうか。
音楽療法士として働いている人ならこのような質問に答えられるのは当たり前に思われがちですが、「このような質問に答えることは難しい」「上手く答えられないことが多い」という音楽療法士達の声を耳にしてきました。
そうなのです。意外に回答するのが難しいこれらの質問・・・ こんな基本的こと、今さら人にきいたりできないし・・・と密かにお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
しかし、「難しいから」といつまでも誤摩化してばかりはいられません。
プロの音楽療法士も、音楽療法を学ぶ学生も、この点をクリアに理解し、音楽療法を知らない方々にも分かり易く説明出来るべきである、というのは皆さんにご賛同いただけるかと思います。
その中でも、「音楽を使ったレクとの違い」は誤解を招きやすく、説明もややこしくなりがちな部分です。今回の研修会では、音楽療法と音楽を使ったレクとの違いを、実際の音楽療法の例などを通して説明していきます。
違いを理解し、音楽療法の有用性について「誰にでも分かる言葉で」説明できる力をつけるための講座としてデザインされています。
音楽療法士の方はもちろん、「音楽療法ってなに?」と疑問をお持ちの、医療・福祉・教育関係者の方、また音楽療法にご興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
「音楽療法」という専門分野が誕生した意味を今一度考えながら、基本中の基本を、参加者一人一人の「コア」として確立することを目的とした、楽しい体験型の講座となるよう企画しています。
最後に、本講座の講師、細江弥生からのメッセージです。
「音楽療法と音楽レクには違いがありますが、どちらかが優れていてどちらかが劣っているという訳ではありません。優劣をつけるのではなく、2つの違いや類似点を明確に理解し発信できることが音楽療法士にとって大事なスキルであると思います。「音楽療法」という専門分野をもう一度皆さんとじっくり考えていけたらと思いますので、是非ご参加ください」
基本をしっかりおさえてこそ、次に進めるのです。確実な基礎構築のための希少な機会をお見逃しなく!
*この研修会へのお申し込みは「2014年研修会」のページをご覧下さい。
先行予約対象者以外の方のお申し込みは6月10日より受付開始させていただきます。本会会員の方、国際音楽療法専門学院関係者の方の受付はすでに開始させていただいております。
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