満開の桜をお楽しみになっている方が多いのでは思いきや、日本列島は荒れ模様となったようで、ニュースを観てビックリしています。
アメリカ北東部に住む私はまだまだ暖房必須の毎日ですが、今日はちょっぴり春を感じさせてくれる穏やかな日曜日となり、ガーデニングの準備を始めました。
この地域は冬が長いのです・・・
これまで春を待ちわびながら細々と作業を続け、やっと皆さんにお知らせできるだけの形になったことがあります。
本会ウェブサイトに新しいページを設置しました!
毎月発行しているニュースレター内の「月刊音楽療法ニュースダイジェスト」に掲載された記事をまとめてご覧になれる「過去ニュースのまとめ」ページを設置しました。
現在のところ、過去1年分のニュースを掲載しています。その前の一年分も徐々に掲載していく予定です。
実は、私自身がこのコーナーのファンで毎月楽しみにしていまして、このコーナーを良い形で残せたら・・・と考え、会員専用ページに整理して掲載しようと思いつきました。
皆さんが音楽療法についてリサーチ中に、「前にこの関連のニュースを見た気がする」と思ったらすぐに調べられるように、また、「こんな話題はないかな?」と思った時にすぐに調べられるように、と思って整頓しています。
ソース(掲載元)は必ず明記されていますし、元記事のリンクも必ず貼ってあるので、詳細をお知りになりたい場合はそちらからご覧になれます。
過去1年、5年、10年、20年・・・と音楽療法について振り返れば、この業界の常識や在り方が少しずつ変化しているのに気付きます。
音楽療法士として、情報のアップデートは非常に大切なことではないでしょうか。そうは思っていても日々忙しくなかなかニュースなどチェック出来ない方必見なのが、この「月刊音楽療法ニュースダイジェスト」です。
英語で流れたニュースについては本会スタッフ細江が内容を要約してお伝えしています。日本語のニュースだけでは知る事の出来ない世界の音楽療法最新事情について学ぶことが出来るのも大きな利点です。
今回は、「過去ニュースのまとめ」ページの様子をご紹介するために、昨年流れたニュースから3つを選んで特別にこのページに掲載しています。
(*ビデオ付き、と書いてあるものはリンクからセッションなどの動画をご覧になることが出来るので、よりイメージが湧きます。)
皆さんは、これらのニュースについてどれくらいご存知でしょうか?
◉◉2013年7月13日◉◉
【Sad music evokes positive emotions: Study】
〜悲しい音楽がポジティブな感情を引き出す:研究から〜
ソース:Scienceworldreport.com(英語)
【なぜ悲しい音楽を聴くとロマンチックな感情になるのか—
理研が一端を解明】
ソース:マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/24/127/index.html
今月たくさんの科学関連の英語サイトに掲載されていた、東京大学の研究チームの研究結果についてのニュースです。日本語の記事は5月にアップされていたようです。悲しい音楽が悲しい感情を引き出すと考えられてきましたが、この研究チームの研究では、悲しい音楽によってポジティブな感情も引き出された結果になったそうです。代理感情という新しい概念も紹介されています。日本語の記事に詳しい研究過程が図とともに説明されています。
◉◉2013年8月8日◉◉
【Music therapy helps children who have witness domestic violence 】
〜家庭内暴力を目撃した子ども達を救う音楽療法〜
ソース:the guardian 英語 (ビデオ付き)
音楽療法であるかは記事を読む限りでは定かではないのですが、家庭内暴力を受けたり目撃した子ども達が音楽を通して自分たちの想いや考えを表現した自作の歌が紹介されています。イギリスでは年間75万人の子ども達が家庭内暴力を目撃しておりその数は去年と比べて11%増加しているそうです。歌詞の全文は以下のYoutubeのサイトに行くと読む事ができます。
http://www.youtube.com/watch?v=VeUZmTHktHk&feature=share&list=UUHdpwLmi1Thqzm64iYv7YzA
◉◉2013年8月23日◉◉
【When patients have “music emergencies”】
〜患者が「救急音楽」を必要とする時〜
ソース: CNN.com 英語
http://edition.cnn.com/2013/08/23/health/music-therapy/index.html
CNNは皆様もご存知の通り、世界中で知られているニュースメディアです。今回アメリカマサチューセッツ州ボストン市にある「ボストン子ども病院」の音楽療法士Brian Jantzさんと全米音楽療法学会のリサーチ&ポリシーアドバイザーのBarbara Elseさんの話をもとに音楽療法が特集されています。音楽がどのように療法として成立するのか、アゴラフォビアの患者さんや戦争でのPTSDを発症した患者さんの事例を元に説明されています。また、患者さんが音楽に対してどのような生理的現象を起こしているかをリアルタイムに観察しながら臨床を行っているペンシルバニア州の音楽療法士Eric Millerさんの研究についても紹介されています。
このように毎月多彩なニュースをご紹介していますので、是非ご購読下さい。
会員の皆様、是非「過去ニュースのまとめ」ページをチェックしてみて下さい。きっとご興味のある記事が見つかると思います!
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