「オンラインピアサポート２０１２」を開催しました

１２月９日（日）午前１１時〜午後１２時４５分、本会の一般会員様向けのサービスの一環である、「オンラインピアサポート」を開催いたしました。ご参加下さった会員の皆様、お休みの日の貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました！

オンラインピアサポートは、インターネットの環境が整っていらっしゃる方で、無料のアプリケーション「スカイプ」の最新バージョンをダウンロード出来るコンピュータ環境をお持ちの方でしたら、どなたでもご自宅から気軽にご参加いただけるサービスです。（マイク、スピーカー、カメラ機能も必要となります。）

このところ、日本音楽療法学会では、音楽療法の「スーパービジョン」の意義を勉強する機会が多く取り上げられています。今回のミーティングは、音楽療法士同士が「スーパーバイザー」「スーパーバイジー」という役割で持って行われるスーパービジョンとは異なり、ピア（仲間同士で）サポート（支援し合う）事を目的として開催されました。

音楽療法士という共通点を持った仲間が集まり、安全な場所でコミュニケーションを図りながら、それぞれの活動や悩みを話し、支援しあい解決策を見いだしていけたら、というコンセプトです。ネットワーキング、情報交換の場でもありますが、互いにサポートする、という考えが基本です。

今回のピアサポートでは、ネット環境などの準備が万全ではなかった為に通信障害が生じ、参加された皆様にはご迷惑をおかけしてしまいましたが、スカイプでお顔を見ながらお一人お一人のお話をじっくりとお聞きする事が出来た事は、私達スタッフにとって大変良い刺激であり、素晴らしい勉強の機会となりました。

また、音楽療法士として抱えている悩みや疑問を、世界中どの場所にいても話すことが出来るオンラインを使ったピアサポートがある事は、明日からの臨床や研究に大きな力を与えてくれると感じられました。これがまた原動力となって頑張っていける、という気持ちになりましたが、参加されていた会員の皆様はどのようにお感じになられたでしょうか？ 

ご自分の仕事に関してあまり相談出来る場所もなく、お一人で頑張っている音楽療法士や音楽教育者の方は日本中、世界中に沢山いらっしゃると思います。行き詰まった時、ピアサポートはスーパービジョンと同様、非常に効果的です。また、決して行き詰まっていると感じていなくても、音楽療法について真摯に語り合える仲間がいることは常に励みになるものです。