世界の音楽療法関連ウェブサイト紹介、第3回目!
今回はヨーロッパ音楽療法連盟を紹介してみたいと思います。
日本で活躍されている音楽療法士で、ドイツ、イギリスや北欧諸国で音楽療法を勉強 された方も沢山いらっしゃるようですね。アメリカだけでなく、アジア、中東、ヨーロッパやオーストラリアでも音楽療法は盛んになりつつありますし、ますま す世界の音楽療法の動きに注目したいですね。
またこのサイトは、ヨーロッパ諸国に音楽療法の留学または研修にいく事を考えられている方々にとっても良い情報源となり得ると思います。
ヨーロッパ音楽療法連盟 European Music Therapy Confederation (以下 EMTC) は 1990年にヨーロッパの国々にいる音楽療法士同士の交流を深め、音楽療法の発展と専門化に貢献できるようにコミュニケーションと教育の場として作られ、現在EUに加盟する25の国とそれ以外にも東欧や中欧の国々が参加しているそうです。(参加国全リストは「各国のリポート」ページでご覧になれます)3年に一回は学術大会を行っており、最近では2011年にオーストリアのウィーンで行われたと書かれています。
さてウェブサイトを見てみましょう。サイトは9つの項目から構成されており以下のようになります
団体についての説明や理念が記載されています。
仕事やトレーニングの情報がアップされるようです。
参加国それぞれの音楽療法についてまとめられており、とても良いページになっています!簡単な音楽療法の歴史、教育機関、学会、臨床、代表的な出版物や学術誌などについて書かれています。
役員と各国の代表が紹介されています。連絡先も掲載されています。
5、トレーニングコース (Training courses)
参加国各国の教育、養成機関が掲載されています。それぞれの機関で取得できる学位や連絡先まで掲載されています。留学を考えられている学生の方々にはとても有益な情報ですね。ヨーロッパの中には学費が無料だったり、英語で授業を受けれる国々もあるそうですね!
6、登録 (Register)
EMTCのメンバーになる方法が書かれています。入会金が100ユーロで会費は5年で200ユーロだそうです。
7、会則 (Statutes)
3カ国語(英語、ドイツ語、フランス語)で会則が掲載されています。
EMTCメンバーが守るべき臨床における倫理規定が掲載されています。自国の倫理規定と比べてみるのも面白いかもしれません。
各国の学会、教育機関がいつ始まったか、代表的な理論やアプローチが表にまとめられています。やはりヒューマニスティック、サイコダイナミック、アナリティカルなどサイコサラピー関連のアプローチや理論が目立っていますね。
以上がEMTCのウェブサイトの内容になります。
最後に、皆さんにメッセージです。
もしまだかけはしの会で紹介していないウェブサイトで中身を知ってみたいサイト、またはお勧めのサイト等ありましたら(英語のみになってしまいますが、、、)是非かけはしの会までご連絡くださいませ。
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